プロジェクトについて

岩手県には文化・歴史・自然景観豊かなたくさんの「みち」があります。
それは中央権力との戦いに敗れたアテルイや(伝説上の)義経や旧江戸幕府軍の
逃避行の「みち」であったり
奥州藤原の文化をたどる「みち」であったり
遠野物語、芭蕉、宮沢賢治、井上ひさしなどの文学をたどる「みち」であったり
イザベラ・バードはじめ過去の紀行誌をたどる「みち」であったり
桜前線を北上する、紅葉前線を南下する「みち」であったり
各地の郷土芸能をたどる「みち」であったり
表情の異なるリアス海岸や北上川をたどる「みち」であったり
内陸と沿岸間の交易の「みち」であったり
温泉をはしごする「みち」であったり
被災地の復興を感じる「みち」であったり
いろいろなテーマを自由に設定できる「みち」です。
それは実際の「みち」であっても、創造した「みち」、
目的のない、目的地のないこころの「みち」でも構いません。

そして、そんな「みち」をたどり、いわてを感じるには
自転車での旅がぴったりです。
自分がたどりたい「みち」を作るには、
列車やウォーキングと組み合わせても構いません。

点だけの観光だけでなく、線と面の旅、
これがいわてを最も感じられる、楽しめる旅です。

昨今の自転車観光ブームもあり各地でサイクルツーリズムの動きが加速しています。
走りやすさ、多様なコース、見どころなど岩手県のサイクルツーリズム環境は
非常にポテンシャルが高いと認識していますが
北海道に次ぐ広大な県レベルでの取組や情報発信には至っていません。

2015年に岩手県内で自転車イベントを主催している有志が集まり
いわて交流ライドの会を作りました。
いわてらしいサイクルツーリズムとはどういうものなのか
各地域のイベントに参加しながら情報交換、意見交換をしてきました。

そしていわてのすばらしい自転車環境を体験してもらうためには
まず情報インフラとなるWEBを自分たちで作り
情報発信していこうということになりました。
コンテンツ作りの過程で、県内各地のネットワークを構築し、
いずれは情報発信サイトとして県内で”公認”されるまでの立ち上げの部分を
自由で制約のない有志団体である我々が担おうというものです。

WEB立ち上げに際してひとつの理念を持ちました。
それは全国各地のサイクルツーリズムとは一味違ういわてらしさを打ち出すことです。
それは自転車に留まらずいろいろな移動手段との組み合わせによる
年齢、体力に関係なくどんな方にも楽しんでいただける
テーマのある多様な「いわてのみち」の紹介と提供です。
そしていわてならではの交流の機会を提供し、人とこころの流れを創出すること、
隣接する他県との越境ルートなど広域的に、オープンに、公平なスタンスで
プロジェクトを推進していきます。

「いわてから都会や海外の自転車愛好家を戦慄せしめよ」(遠野物語風に)

いわてサイクルツーリズムプロジェクト
発起人  盛合 博美 多田 一彦 五十川 寛章

  事務局   一般社団法人  三陸ユナイテッド    五十川(いそがわ)
                   WEB製作協力  本間 聡